皆さん、再生時間の長い動画を見ているときや忙しい時、自分の見たい箇所まで飛ばせると便利ですよね。
普段YouTubeを見る際、進行状況バー(動画の再生箇所を示す下部のバー)に白い印があるのを見たことがあると思います。これは、タイムスタンプ機能が使われた動画で表示されます。
DVDのチャプター機能にあたるもので、概要欄にあるリンクを踏むことでその箇所から再生させることができます。
最近では、長い尺の動画がYouTubeでも増えており、短い時間での利用も増えていることから、今後よりタイムスタンプ機能が活用されると考えられます。
今回はこのタイムスタンプ機能の付け方や注意点、さらにより便利な活用法まで解説します!
タイムスタンプの付け方は?
動画にタイムスタンプは、以下のような手順で入れることができます。
- 編集したい動画のページに移動し、「動画を編集」を選択。
- 「動画の詳細」ページの「説明」のテキストボックスに、動画の指定したい再生箇所を(0:00や3:50のように)記載し、スペースを入れた後タイトルを記入。
チャプター形式にしたい場合は、
- 0:00の(導入部分の)項目を入れる。
- 3つ以上の項目で構成する。
- 1つのチャプターで0:10以上ある。
といった基準を満たす必要があります。タイムスタンプのみを入れたい場合は、0:00の項目を入れないようにすると、チャプター形式にならず、指定の時間のタイムスタンプだけが入れられます。
説明欄にタイムスタンプを入れることになるので、進行状況バーのみならず説明欄のタイムスタンプのリンクからも指定の再生箇所に移動させることができます。
タイムスタンプを付ける際の注意点
タイムスタンプは、視聴者の見たい部分にスムーズに移動できることや、知りたい情報をスムーズに知ることが可能になることからも、高い需要があります。
ただし、タイムスタンプの使い方が効果的でない場合は、機能を使うメリットが半減してしまいます。
タイムスタンプ機能を有効に利用するためにも、以下の注意点を理解しておきましょう。
- タイムスタンプは半角で!
- タイムスタンプの指定箇所は、場面をまたがない箇所で指定しよう。
- タイムスタンプを多く使いすぎると分かりづらくなってしまうので、優先順位が高いところに絞って利用しよう。
- タイトルが指定箇所について適切なものになるように留意しよう。
- タイトルが動画内容の過度のネタバレにならないように留意しよう。
タイムスタンプは全角では入れることができないので、必ず半角で入力してください。
タイムスタンプは、要点をしぼって適切な箇所で指定することによって、より効果的に活用することができます。
指定箇所がちょうどいい場面で始まると視聴側もストレスなく見ることができます。また、タイムスタンプを多く利用しすぎると進行状況バーから飛びづらくなるなど、利便性が低くなってしまうので、多くなりすぎないように気を付けましょう。
タイムスタンプに付けるタイトルも、指定箇所にあった内容になるようにしましょう。簡潔で分かりやすいと、スムーズに見たい箇所に導くことができます。また、タイトルも過度にネタバレにならないよう気を付けましょう。
便利なタイムスタンプの活用法
タイムスタンプは、動画のタイプによって様々な活用法があります。今回は、
- 音楽
- 料理動画やDIY等(工程があるもの)
- 旅行動画
の3つの項目での活用法を解説します!
1.音楽
映画作品では、場面ごとにチャプターが使われますが、CDなどの音楽作品では1曲ごとに分かれて再生されるようになっています。
タイムスタンプ機能では、曲の項目ごとに指定することによって、聴きたい曲にスムーズに移ることができます。
Ex. LiSA『LEO-NiNE』をタイムスタンプ機能で表記した場合
- 0:00 1.play the world!
- 4:19 2.紅蓮華
- 8:17 3.晴れ舞台
- …
のように、曲の始まりの箇所を指定して、タイトルで曲順と曲名を書くとCDのようにスムーズに再生したい曲の頭から聴くことができます。
自作の音楽作品を複数発表したい際も、CDの要領でタイムスタンプを付けると便利です。
2.料理動画やDIY等(工程があるもの)
料理動画やDIY等といった工程がはっきりとしているものは、タイムスタンプ機能が便利です。
ある部分だけを復習したい場合に、見たい箇所をすぐ見ることができると、短い時間でワンポイントに集中して済ませることができます。
教育系の動画においても、効率よく学習するために重要な箇所にすぐ飛べるようにしておくと便利です。
Ex.日本史の講義動画
- …
- 4:30 3.守護・地頭の設置
- 7:30 4.源頼朝、征夷大将軍に就任
- …
3.旅行動画
旅行の様子を収めた動画でも、タイムスタンプ機能がよく使われます。
時間帯や日にちごと、旅程などで区切ることができ、リピーターが指定の場面だけ視聴したい際にタイムスタンプ機能があるとすぐに指定箇所を見ることができます。
説明欄にも書くことになるので、旅行の流れを整理することができ、視聴する際に便利です。
Ex.山口への二泊三日旅行
- 0:00 本州最西端の地、山口へ!
- 1:00 一日目12時ー岩国で昼食・瓦そば
- 2:30 一日目14時ー世界遺産・錦帯橋!
- 4:00 一日目17時ー旅館に到着!
- 6:00 一日目を終えて・・・
- 7:30 二日目8時ー県庁所在地・山口市へ!
- …
再生時間が長めの動画になっても、説明欄にも記載があることによって流れをスムーズに把握することができます。
見たい箇所をすばやく見ることが可能になるタイムスタンプ機能を活用すると、少しの時間でも気軽に見に行くことができるので、リピーターを増やすことも期待できます!
まとめ
いかがだったでしょうか。タイムスタンプ機能を上手に活用することによって、より気軽に動画を見てもらうことが可能になり、再生回数の向上やリピーターの増加も期待できます。
再生時間の長い動画でも、見たい箇所だけみることがスムーズにできるので、見てもらえる機会が増えると思います。
ぜひタイムスタンプ機能を活用して、より見てもらえる動画を目指していきましょう!